ボーイスカウト名古屋91団さんか体験


スカウト運動の始まり
 1907年、イギリスの退役将軍ベーデン-パウエル卿は、自らが隊長となって、ブラウンシー島において20人の少年達とともに実験キャンプをし「スカウティング・フォア・ボーイ」という本を発行しました。

 創始者ベーデン-パウエル卿は、インドや南アフリカで体験したことから考え出したさまざまな野外活動を通じて、少年達が男らしさを身につけ、将来、社会に役立つ人間に成長することを願って、この本を書いたのでした。
 現在では、全世界216の国と地域で2,900万人が加盟する世界最大の青少年運動になっているボーイスカウト運動はこうして始まったのです。

 ボーイスカウト運動の創始者は、ベーデン-パウエル卿ではありますが、この運動を起こしたのは、実は少年たちの絶大な熱望であったのです。
 「スカウティング・フォア・ボーイ」が飛ぶように売れ、少年たちはこの本を夢中で読みました。そして、読むだけではおさまらず、近所の大人たちに「僕たちもボーイスカウトになりたいから、隊長になってください」と申し出ました。ですから、この運動は最初から少年たちの自発活動で始まったのです。


スカウト運動の目的
「スカウティング・フォア・ボーイ」がなぜ爆発的にイギリスの少年たちの間に広まり、世界的にボーイスカウト運動が伸びていったのでしょうか。
それは「少年たちのためのスカウティング」という本の題名が示すように、その活動、スカウティングは少年たちの夢をかなえる、野外…大自然…を活動の場としたすばらしい魅力あふれる楽しいゲームだからなのです。

 スカウティングが行われる所にはいつも愉快な笑い声が満ち、スカウトたちは常に快活に活動し、時には胸を躍らせ、緊張し、五体五感をフルに使います。
体験することを通して知らず知らずのうちに、自立に向かって多くの大切なことを学んでいきます。

  つまり、スカウティングは少年にとっては楽しいゲームですが、大人の側から見ればゲームを通しての人間教育なのです。


スカウト運動の特徴
 ーイスカウト運動の目的と教育の基本方針から、ボーイスカウトには他の多くの青少年団体と異なる次のような特徴があげられます。

*青少年の自発活動であること。
*人格・健康・技能・奉仕の四本柱とすること。
*年齢に応じた部門ではあるが、一貫したプログラムである。
*プログラムの要素

 1)ちかいとおきての実践を基盤とすること
 2)班制教育を運用すること
 3)進歩制度を適応すること
 4)野外活動を活用すること